激闘の凱旋門賞から2日経た3日、英国メディアがディープインパクト(牡4=池江郎)のローテーション批判を展開した。同日付の競馬専門紙レーシングポストが「日本人は真剣にビッグレースの戦略を考え直すべきだ」との見出しで、6月の宝塚記念からぶっつけで凱旋門賞に挑んだインパクトのスケジュールを問題視した。凱旋門賞を休み明けで制したのは65年のシーバードだけ。キングジョージ6世&クイーンエリザベスDSではハーツクライも休み明け(4カ月ぶり)で3着に敗れたことを例に挙げ、欧州中距離のビッグレースに出走する場合には1回使うことの必要性を強調した。 凱旋門賞の直後にはエルコンドルパサーやタイキシャトルの受け入れ先となったフランスのトニー・クラウト師が「ぶっつけでは厳しい」と発言。レース間隔を空けた出走法を疑問視するのは欧州の競馬サークルに共通した見方のようだ。 ただ、レースを使いながら仕上げていく欧州スタイルとは異なり、日本では休み明けでも力を出せるように強い追い切りを重ねていく。ローテーション批判には日本独特の調教法が考慮されていない。凱旋門賞の発走前には批判が起きなかったことから「後出しジャンケン」的な論評とも思われる。 一方、ロンシャン競馬場に6000人の日本人が集まったインパクトフィーバーについて、仏競馬紙パリチュルフは3日付で「欧州の競馬文化に違う風を吹き込んでくれた。日本の競馬に対する国民的敬意はフランス人に衝撃を与えた」と好意的に報じた。 欧州にも話題をまいたディープインパクトは4日午前6時30分、成田空港着のJL6462便で帰国。千葉・白井のJRA競馬学校で10日まで輸入検疫。その後はグリーンウッド(滋賀県)で3週間の着地検査を受ける。
by afternoon_news
| 2006-10-04 09:28
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