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桑田が捕手陣から熱いラブコール送られた

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パイレーツ桑田真澄投手(38)が、捕手陣から熱いラブコールを送られた。初のブルペン投球を行い、昨季開幕捕手のライアン・ドゥミ(25)は「どの球も素晴らしくて感動した」と絶賛。練習後は正捕手のロニー・ポリーノ(25)から「次こそ僕に受けさせてくれ」とアピールされるなど女房役の心をグッと引き付けた。バント練習でも首脳陣が絶賛するほどの“お手本”を見せ、桑田株はどんどん上昇している。
 キャンプ初となったブルペン投球。桑田は「思ったよりボールが滑るし、曲がりも大きい。速くアジャストしていかないと」と課題を口にした。だが捕手陣は違っていた。
 パ軍捕手はメジャー枠3人にキャンプ招待5人の計8人いるが「たまたまそこにいただけ。ラッキーだった」と、昨季の開幕正捕手のドゥミは感激した。31球を受け「ツーシーム(シュート)もカーブもよかった」と、渡米後初めて披露した変化球を絶賛した。「あの球ならかなりアウトを取れる」。昨季は故障で61試合出場に終わったが、今季は正捕手奪回を狙っている。チーム一の話題を集めている投手のハートをガッチリつかむためにも「次も自分が受ける」と言わんばかりの表情だった。
 ポーリノは最初の女房役の座を逃し、悔しがっていた。桑田と逆サイドのブルペンにいたため、チャンスは回って来なかった。練習後、コルボーン投手コーチに「次こそ絶対、僕に受けさせてほしい。日本のホール・オブ・フェイマー(殿堂入り選手)の球を受けたいんだ」と訴えた。桑田は自主トレ時から「こちらの捕手は大きいから投げやすい」と話していたが、同捕手は188センチ、111キロの巨体。チームNO・1の大きな的なら、より安心感を持って投げ込めるはずだ。
 キャンプ2日目にして、桑田の練習ぶりは全員に知れ渡っていた。守備やバントなど、すべての面で高い能力を披露した初日の様子は、明らかに周囲に好影響を与えていた。本人は「若い子たちが同じようにやろうとしている姿を見てうれしい」と喜んだ。立場はマイナー契約の招待選手だが、チーム最年長のベテランとして、リーダーの雰囲気を漂わせ始めた。
 次回ブルペン入りは中1日置いて19日の予定。2度目の相手は誰になるのか。桑田がチーム内に、もう1つの競争を生み出した。
by afternoon_news | 2007-02-19 13:13 | ニュース
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