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名人戦 封じ手前 長考の応酬

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 10日、山口県長門市の白木屋グランドホテルで始まった森内俊之名人(36)と挑戦者・郷田真隆九段(36)の第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局は午後5時半、26手目を森内が封じて1日目を終えた。持ち時間各9時間のうち消費時間は郷田3時間27分、森内3時間25分。2日目の11日は午前9時に同所で対局を再開する。

 森内の向かい飛車で始まった第1局。午前中に21手まで進んだが、午後は封じ手前に4手しか進まない長考の応酬になった。

 >扇子の音巡り中断

 森内が24手目を考慮中の午後3時20分ごろ、森内はそれまで盤をはさんで聞こえてくる郷田の扇子の音が気になっていたようで、自分の考慮中には音を立てないように要望した。約10分後に郷田が、音は無意識のうちに立っているもので、意識的に立てているわけではない旨を立会に説明したいとして、対局が中断した。

 立会の中村修八段と副立会の木村一基八段らが協議し、郷田に相手の考慮中には扇子の音に配慮するよう要望して両者は納得、約30分の中断の後に午後4時、対局が再開された。

 互いの玉の囲い方などをめぐるかけひきが続く局面で封じ手となったが、森内は中村八段に封じ手番を告げられるとすぐに封じた。解説の木村八段は「戦いが始まるのはまだ先でしょう」と語った。
by afternoon_news | 2007-04-11 09:54 | ニュース
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