「最近の円安異常」BISが警告

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国際決済銀行(BIS)は24日、スイス・バーゼルで年次総会を開くとともに、年報(2006-07年度版)を公表した。BISはこの中で、日本経済の成長や日本からの資金流出が日銀が利上げを続ける根拠になるとの見解を明らかにした。さらに、最近の円安は異常だとし、低金利の円を借りて高金利通貨で運用する「円キャリー取引」の自制を促した。
 BISは、日本には引き続き物価の下押し圧力があるものの、不良債権問題の改善に伴い、「危険なデフレスパイラルに陥る可能性は今や大幅に減った」と分析した。
 その上で、日本の低金利がはらむリスクに警戒感を表明。日本経済が堅調な成長を遂げる一方、「日本からの資金流出は世界のどこかに好ましくない影響をもたらしかねない」とし、それが日銀の政策金利正常化を支持する根拠になると指摘した。
 進行する円安については、一部投資家の間で「円が大幅に上伸しそうにない」との確信が強過ぎるとし、「明らかに異常」と分析。日銀の金融引き締め政策がこうした状況を是正するのに役立つだろうが、1998年秋に円がわずか2日間で対ドルで10%以上急伸し、キャリー取引でかなりの損失が出たことに投資家も注意を払った方がよいとの見方を示した。 
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by afternoon_news | 2007-06-25 12:44 | ニュース
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