30日に必修逃れが判明した、埼玉県狭山市の西武文理高は、2年生で行われる5泊6日のオーストラリアへの修学旅行を2004年度から世界史の授業に換算していた。 「海外の歴史に触れる」と独自解釈し、旅行前後に行った事前調査や事後報告に費やした9時間も加えて、規定の105時間の授業に替えて単位を認定していた。 同校によると、修学旅行では、現地の大学や史跡を訪れるなどした。畠山武教頭は「滞在1日は約8時間の授業に相当すると考えた」と説明。埼玉県学事課は、「世界史の教科書が使われていない」「現地滞在期間は単位に認められない」などと未履修と判断した。 同校が県に提出していた履修計画書では、世界史が組み込まれていたが、実際の時間割では化学、数学、英語に換えられていた。
by afternoon_news
| 2006-10-31 09:25
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