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ヒルマン監督 レンジャーズ監督就任が決定的に

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 日本ハムを日本一に導いたトレイ・ヒルマン監督(43)のレンジャーズ監督就任が決定的になった。レ軍本拠地のテキサス州アーリントンで、トーマス・ヒックス・オーナー(60)らの面接を受け、高い評価を得た。すでにレ軍側の最有力候補になっており、あとは同監督の決断次第だ。

 日本で偉業を成し遂げたヒルマン監督が、今度は米国での夢に向けて動き始めた。午前中に成田からの直行便でダラス入り。来季監督候補として面接を受けたのは、大学を出るまで観戦していたレ軍本拠地の球団事務所だった。

 「フライトは疲れたが、楽しい1日だった。新監督を選ぶ過程にかかわることができ、今はそれを楽しんでいる」。日本の報道陣にこう話したヒルマン監督とレ軍の面接は、ヒックス・オーナーが熱望して実現した。今季終了直後にバック・ショウォルター監督(50)を解任。カブスなどが新監督を発表するのを横目に、日本シリーズが終わるのを待ち続けた。

 球団関係者によれば、同オーナーがヒルマン監督を高く評価する理由は4年前にさかのぼる。02年オフに、ショウォルター前監督らととともに候補の1人として面接。すでに日本ハム入りが内定していなければ、同オーナーの意中の人はヒルマン監督だったというのだ。

 3日の帰国までにアスレチックスとパドレスの面接も受けるが、両球団とも就任の可能性は低い。パ軍は、エンゼルスのバド・ブラック投手コーチ(49)が大本命。アスレチックスはビリー・ビーンGM(44)が現場介入して、今季もケン・モッカ監督(56)がプレーオフにチームを導きながら解任された。同GMは出塁率を重視して、盗塁やバントを使わない独特の戦術で有名。旧知の仲であるヒルマン監督といえども、思い通りの采配は振るいにくい。

 すでにレ軍は、メジャーで指揮した経験のないヒルマン監督には異例となる長期契約を用意しているともいわれる。ヒルマン監督が故郷・テキサスに錦を飾ることを決意すれば“移籍”はすんなり決まりそうだ。
by afternoon_news | 2006-11-02 14:31 | ニュース
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