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山崎パン 不二家と資本提携へ

山崎パン 不二家と資本提携へ_d0000709_1318158.jpg 期限切れ原料の使用発覚後、経営が悪化している大手菓子メーカー、不二家の技術支援に乗り出した製パン最大手の山崎製パンが、3月初めにも不二家と資本提携交渉を始める方針を固めたことが6日、関係者の話で分かった。品質管理の技術支援を急ぎ、洋菓子の生産再開のめどが付き次第、出資に向け不二家の資産査定作業に入る。両社は5日、山崎が不二家に技術支援を行う覚書を締結したが、資本提携は盛り込まれていなかった。
 関係者によると、不二家の桜井康文社長と山崎の飯島延浩社長が6日会談。品質管理のずさんさが特に問題になっている洋菓子工場に集中的に技術指導を行い、今月末までに一部の洋菓子製造ラインの再開を目指すことで合意した。山崎の担当者を不二家の工場に送り込み、本格的な指導を開始する。
 山崎が派遣する品質管理の指導者は計20人規模になる模様。うち2人は執行役員クラスで不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)に常駐させる。
 山崎はまた、不二家への出資に向け、資産査定を行うため、大和証券SMBCなどに財務アドバイザー契約を結ぶ意思を伝えた。不二家は売り上げ激減で資金繰りが悪化しており、山崎は不二家再建には出資による信用補完が不可避と判断した。不二家側も出資を仰ぐ意向を持っている。
 一方、不二家の埼玉工場幹部らは6日、山崎の横浜第2工場(横浜市都筑区)を視察。山崎が取り入れている米国の衛生管理手法「AIB」の勉強会を始める予定。同時に、不二家は山崎と共同で自社工場の品質管理マニュアルを作り、営業再開に向けて準備を進める。【谷口崇子、宮島寛】
by afternoon_news | 2007-02-07 13:18 | ニュース
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