人気ブログランキング | 話題のタグを見る

高野連が岩手・専大北上高の除名を検討

高野連が岩手・専大北上高の除名を検討_d0000709_1571596.jpg
 日本高野連の田名部和裕参事(61)は21日、西武から金銭を受け取っていた早大の元部員が所属していた岩手・専大北上高に対し、前例のない除名処分という厳罰を科すことを示唆した。同高は04年にも元監督が金銭問題で長期謹慎処分を受けており、今回の事件で改めて、野球部だけでなく高校全体の体質が問題視されていた。

 不祥事の根絶へ、一罰百戒の厳罰が科される可能性が出てきた。早大の清水勝仁元部員(21)が西武から裏金を受け取っていたのは専大北上高時代からと分かり、当時のコーチも関与していた。田名部参事は「ルールは守るためにある。最初から無視しようとするところに、(高校野球に)参加する資格はあるのか。もはや個人ではなくて学校全体の問題。除名に値するくらい悪質」と言い切った。

 金銭授受だけでなく、清水元部員が同高3年の夏に、退部届を出さないまま西武の施設で練習した点も「極めて悪質」と指摘。同高の元監督が系列校選手のプロ入団契約に絡み謝礼金を仲介しようとしたことで04年10月、日本高野連から長期謹慎処分を受けた“前歴”もあり、高校全体の体質を厳しく問う考えだ。

 処分そのものは「西武の調査の結果を受けてから」としたが、前例のない最も重い「除名処分」となれば、夏の甲子園などの全国大会、予選はもちろん対外試合ができなくなり、廃部に追い込まれることも考えられる。22日に大阪市内で開かれる全国理事会で、裏金問題について討議されるが、専大北上への処分が注目される。
by afternoon_news | 2007-03-22 15:07 | ニュース
<< 亀田和毅 兄の前座でプロデビュー 美姫が4回転成功 完ぺきな着氷 >>