漫才コンビ「B&B」の島田洋七(57)が5月末にも所属事務所の吉本興業を離れることが9日分かった。関係者によると、大ヒット中の自伝的小説「佐賀のがばいばあちゃん」の収益をめぐり、吉本側と衝突したことが原因とみられる。洋七は1979年に東京進出のため吉本を一度離れ、96年に復帰。2度目の契約解除となる。 洋七は「佐賀のがばいばあちゃん」を93年に自費出版。現在は海外版も含めて、シリーズ400万部を超える大ヒットとなっている。吉本を離れる原因は、この本をめぐる収益金などの問題。意見が衝突したことで“退社”を決意したといい、吉本も契約を解除する。 洋七の主張は、これまで舞台の合間に自身で文庫本のサイン会を開催するなど「コツコツ続けてきた活動でやっとここまで来た」。一方の吉本側は「いろいろ所属事務所としてサポートはしてきた」としており、折り合いがつかなかったようだ。 文庫版は1冊540円(徳間書店)。単純計算でも400万部の売り上げは21億6000万円以上。1冊1000円の豪華本も販売。契約にもよるが、印税契約の場合なら、著者への配当は一般的に10%前後とされている。 また、「がばいばあちゃん」は昨年、映画化されて53万人を動員するなど単館系の邦画ではNo・1ヒットを記録。テレビドラマや漫画にもなった。洋七によると、09年にはアニメ映画として世界配給されるプランも進んでいる。 洋七は79年に吉本を離れて東京進出し、漫才ブームで大ブレーク。83年に解散した島田洋八(56)とコンビを再び組んで96年に復帰している。関係者は今回の騒動に「B&Bについては今後どうなるか聞いてません」と困惑気味だ。 洋七は「がばいばあちゃん」の講演で全国を飛び回りながら、月に1週間の大阪・なんばグランド花月の舞台を務めてきた。5月末の契約解除以降も、すでに決定しているスケジュールについてはそのまま消化するという。 >島田 洋七(しまだ・ようひち)本名徳永昭廣(あきひろ)。1950年(昭25)2月10日、広島市生まれの57歳。72年に初代のB&Bを結成。80年に花王名人劇場に出演して人気者に。「佐賀のがばいばあちゃん」では祖母との思い出をつづった。
by afternoon_news
| 2007-04-10 09:47
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