レッドソックス松坂大輔投手(26)が、フェンウェイパークのマウンドに初めて真新しいホームのユニホーム姿で上がり、本拠地初登板へ向け47球の最終調整を行った。11日(日本時間12日午前8時5分開始)のメジャー2度目の登板はマリナーズ・イチロー外野手(33)との対決になる。松坂は「イチローさんは初球から振ってくる気がする」として、あえて「ボール球」からの配球を考えていることを明かした。 フェンウェイパークに車で乗り込んだ松坂は、すがすがしい笑みを浮かべていた。メジャー最古のスタジアム、あこがれのマウンド。11日のマリナーズ戦、対イチロー、これから始まる本拠地での戦いを頭に描くように、ゆっくりとクラブハウスへ足を向けた。 約1時間半の練習は、報道陣を完全にシャットアウトした中で行われた。関係者によると、マウンドには真新しいホーム用のユニホームで上った。初球からカーブを投げ、フォームの安定性を確かめた。計47球、直球と持ち球の変化球すべてを投げ込んだという。前回5日の初登板への調整と変わらない、自分のリズムでマウンドの感覚と肩ひじの状態を入念に確かめたという。 松坂が、以前から最も楽しみにしていたイチローとの対戦については、00年以来、6年の空白を埋めるイメージが膨らんでいた。 松坂「初球は(捕手の)バリテックが何を要求するかにもよります。イチローさんは初球から振ってくる気がする。ストレートで入ったら簡単に打ち返されるイメージがあります。ボールから入るのが無難ですかね。でも多少のボールでも振ってくるような気がするんです」。 記念すべきメジャーデビューの初球については、2月のキャンプ中から「直球」を予告していた。それでも、「平成の名勝負」といわれ、今回7年ぶりの再戦となるあこがれのイチローとの対決には、勝負を考えている。あえて自分が最も得意とする直球での入りを決め付けることはしなかった。 松坂「初球をファウルにしてくれたら第1段階はクリア。入りはとても重要です。変化球のボール球で入ってその後の組み立てを考えるやり方もあります」。 99年の5月16日、初対戦で3連続三振を奪った際にも、最初の2打席の初球はボール球、3打席目も内よりのボール球をファウルにさせた。ただ「あのときの僕と今の僕は違います」とも松坂は語る。 松坂は、イチローとの対戦で成長してきた過程もある。イチローとの対決は、今の自分の仕上がり、大リーグでの「位置」を客観的に知る上での絶好の機会でもある。松坂はそれを楽しみにし、そして勝つための配球を真剣に考えていた。
by afternoon_news
| 2007-04-11 11:27
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